今日は、「薬草のちから~野山に眠る、自然の癒し~」を読んだのでレビューしたいと思います。
薬草が私の体を変えていく・・・
・むくみがとれる
・肌がツヤツヤ
・お腹を整える
・男性も女性も元氣になる!
気になりますね~!!チェケラ★
「薬草のちから」~野山に眠る、自然の癒し
どんな内容?
第1章 体が薬草を求めている
第2章 薬草について知っておきたいこと
第3章 薬草茶でからだを慈しむ
第4章 薬草とは何か
第5章 薬草を仕事する
第6章 薬草のすすめ
著者の新田理恵さんは、管理栄養士であり、国際薬膳調理師でもあります。
薬膳の生薬を探していたところ、日本の在来ハーブ、薬草と出会い、そのおいしさと魅力に感動し、薬草のある健やかな暮らしを提案している方です。
西洋の栄養学と東洋の薬膳学を融合しながら提案することが人生のミッションだそうです!
「薬草」と聞いて、薬?草?おばあちゃん的?魔女的?
一体「薬草」ってどんなものなんだろう???
という薬草のイメージが全くわかない人から、薬草が大好きで薬草販売や薬草作りを仕事にできないかな?と思ってる人にも参考になると思います。
アスファルトに敷き詰めらた都会であっても、実に多くの植物が生きていることに気づきます。原宿で見付けた在来種のタンポポ、多くの町で街路樹として人気のイチョウの木。なんと、これらもからだを慈しむハーブとして味わうことができるのです。
薬草が意外と身近に存在しているということがわかります。
薬草は、ざっくり見積もっても日本に350種類以上あるそうです。
7000種類の植物が自生する中で、そのうちの5~10%が薬草だと言われているので
350~700種類は薬草であるということ。
かぼちゃの種茶
多くの種類の薬草がありますが、それをたくさんの人に味わっていただいているうちに、あることに気づきました。
「体質に合うものは、おいしさや必要性を直感的に感じる。」
新田理恵さんの行うワークショックなどで、名前も効能もわからない状態の薬草茶を数種類飲んでいただく「ブラインドテイスティング」を開催しているそうです。
味わってみて、その時に一番「飲みたい」と思ったものを中心にブレンドしたり、お茶を淹れていきます。
そして、最後に答え合わせをして、選んだお茶の効能を見ると「うわーー、すごく当たります!これが自分に必要だったんですね」という人がどんどん出てくるとか!!
自分が必要なものというのは(一部の味を除いて)直感で選べるのです。
癒しの根源には、いつもハーブと水がある
世界中の養生を調べてきて、そう確信しています。
だからこそ美味しい食養生の入り口として、薬草茶を提案しています。
手軽でシンプルな習慣は、むりなく始めて、継続できる。
管理栄養士だったころ、食事を提案することの難しさを感じていたそうです。
食生活を変えるのは、人間にとって一番難しいことの一つだからです。
そこで、薬草茶を食事を変えるファーストステップにするということを考え始めたそうです!
その他にも、薬草を取り入れる際の注意点や、地域の民間薬・薬草(阿蘇の最強の火傷薬、高知のタヌキ油、会津のオタネニジン、抗生物質の働きをもつセイタカアワダチソウの根)などのお話。
口腔ケアにおすすめの「ターメリックオイル」、免疫力をあげる薬草「サルノコシカケ」!!
オタネニンジン
とても興味深く、気になることも盛りだくさんでした!!
1つ1つの薬草を知るという図鑑のような本ではなく、読みものとして薬草ワールドに
思いをはせたい人におすすめの本です。
タマニャコの独り言
薬草ってまだまだ未知なことも多く、毒にもなり薬にもなる。
うまく取り入れられたら最高に私達の健康にそして美容にも、力を貸してくれると思うのです。
今の世の中がすごく成分重視に偏っている気がしています。
タマニャコも、お肌ピチピチになるビタミンCだ~!って喜んだり、その食品がどのような栄養成分が入ってるのかすごく気になったりもします!
ただ、まだまだ人間が科学的に解明できていない成分の方が圧倒的に多いです。
1つの植物においても、1000以上の成分が存在するともされて、その多くがまだ解明されきっていないという可能性だらけ。
その時に、身体が喜んでいる感覚、感じる心をいつも忘れないでいたいと思うんです。
人間が知っている植物は、まだ地球全体の約10%にすぎないと言います。
未知の可能性を秘めた植物たちがまだ90%もあるなんて、わくわくしますよね!!
高齢化社会の日本で、そして慢性疾患で苦しんでる人がたくさんいる状況で、一人一人が
”自分の身体は自分で治すという”意識と、食養生を生活に取り入れられるようになったら
もっともっと元氣な人がいっぱいになると思うんです!
自分の心と体が元氣になれば、その輪は周りに広がっていく!
日々の食事の選択は、生き方、死に方の選択にもつながってくると思っています。
健康、元氣のために食事を変えたいと思っているけどなかなか難しい・・・。
でも、それが1杯のお茶を飲むことからだったら?
温かい薬草茶を飲んで、自分の腸が温まる感触だったり、癒しの時間を作ることで
日々の生活を1度立ち止まって考えることにもつながると思うんです。
薬草を保管する薬箱
こんな素敵な薬箱から・・・
「元氣がない!?免疫力があがるサルノコシカケでスープを作ってやろうねぇ・・ふぉふぉふぉ。」
「吹き出物!?デトックスなら、ドクダミ茶がおすすめだよぅ。お茶をいれてあげようね。」
「アトピー?シミ?皮膚や粘膜の血流、リンパの流れを改善するハト麦のおかゆを炊いてやろうねぇ」
なんていう妄想が広がるわけですよ。
あ~いいなぁ~そんな生活いいなぁ~
最後はタマニャコの妄想でおわかれしましょう!
すごすぎるです!自然のパワー!人間は自然の一部ですもんね!
著者の新田理恵さんが代表をつとめる”tabel”では素敵な商品がいっぱいあります!
健康を気遣う方へのお土産やプレゼントにもすごくよさそうです!