昨日は、遠方に用事があり知らない場所を歩いていたのですが、お庭にたくさんのお花を育てているおじいちゃん（親しみを込めてこう言わせて頂きます）がニコッとほほ笑んでくれたのでした。
『お花とても綺麗に咲いていて素敵ですねぇ！』と私の横を歩いていた旦那さん（以降ふくちゃん）が声をかけました。
ふくちゃんは奈良県出身の関西人でして、タクシーの運転手さん、お店の店主、町行く人に声をかけるのは普通のことなのです。
あまりに知らない人に声をかけるので、結婚当初、東京出身（出身地だけではくくれないですがｗ）のわたしはびっくりして
とよく言ってました。
もうすっかり慣れましたが（笑）
おじいちゃんのお年はなんと８７歳。
笑顔が素敵でおしゃべりも達者。
お花の周りに集まっていた小さなコバエ❔を粘着テープがついたダンボールをぶんぶん振り回しながらとっていました・・・！！
その後いろいろとお話しをさせて頂いたら、１０年前に奥様を亡くして寂しい思いをしているんだそうです。
そんなに遠くにもいけなくなってしまったので、お庭でお花を育てて前を通る人に挨拶をしているんですと。
家の前の通りを自分で『挨拶通り』にしていると言っていました。
お庭には藤棚がありまして、パッと目をやるとそこに何かの文字が書かれたテープが何枚もはってありました。
そこには、なんとおじいちゃんの自分に対する格言がはられていました。
自分を信じろ 人との約束は守る すべてに感謝 などなど。
そこに『昭和２０年５月２５日を忘れるな』というテープがありました。
こちらはどういうことですか？と聞くと・・
これは戦時中、空襲があった時全く見ず知らずの人に親切にしてもらった日なんだよ。
絶対にこの日のことは忘れないんだと。
だからわたしも、人には親切にするんだよと。
昭和２０年ですから、おじいちゃんが９歳の時ですよね。
語彙力のないわたしの頭ではうまく言葉で言い表すことはできないのですが（涙）
こうやっていつもいつも見られるような場所にテープを張って、自分自身を律して
おじいちゃんのこの笑顔に繋がっているのだと感じました。
貴重なお話しを聞かせて頂き本当にありがとうございました！
この場所は子どもも少なく高齢者の方が多いそうで、私たちのような若い世代が家の前を通って挨拶をするということはほぼないそうで、すごくうれしかったそうです。
うちでよかったらご飯食べて行ってよ！と。
この後用事が控えていたので、またこの場所に来たらその時は遊びに行かせてくださいね。
帰って子どもに話をしたらわたしも行きたい！と乗り気でしたv(￣Д￣)v
パートナー大事にね。逝っちゃったら本当に寂しいからと。
その後もお庭の前を通る方々が笑顔で挨拶をされ、寂しいおじいちゃんは地域の方々から愛されているおじいちゃんでした。
おじいちゃんはこちらこそ本当にありがとう！！とお互いにありがとうを言い合ってさよならしました。
公園でずんだ餅をほおばり、いい日だなと思ったのでした。
人と心を通わせて話しができた時って、心がフワッと軽くなったり温かい気持ちになったりします。
１日の終わりに、なんか今日はいい日だったなって思えるっていいよなぁ。
っというお話しでした。
わたしは神田で『マカロニ家族』という自然食品とレトロ雑貨のお店をやっています。
よかったらお気軽にお買い物にいらしてください♬
ただ、古いビルの３階にあってなかなか発見できないので（笑）
路面店を準備中です！！（設備担当ふくちゃん）
旦那さんのふくちゃんは便利屋（設備屋）さんも始めました！（パチパチパチ！）
妻のわたしが言うのもなんなのですが・・・ものすごく仕事が丁寧でとても優しい人なので
心を込めて作業致します。
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