今日は、「おばあちゃんの故郷を尋ねたら、自分をもっと好きになった話」
という話をお伝えしたいと思います。
自分はなんのために生きているのだろう
自分のことが好きになれない
自分って何?誰?
そんな風に思ったことはありますか???
タマニャコはあまり、そういったことを深く考えたりするタイプではないのですが・・
(ないんかい)
旦那さん(ふくちゃん)は”自分に自信をもてない”ということが心の根っこにあってずっとずっと内観をし続けている人です。
(プロと言ってもいい(笑))
そんなふくちゃんの”自分のルーツを探ること”のススメもあり、そしておばあちゃんのお里は何代も続く農家なのですが、”自分で作物をつくる”ということにとても興味があったということもあります。
ではでは”タマニャコの自分のルーツを探る旅”よかったら見てください~
今、”自分とは・・”で悩んでる人の何かのヒントになったらいいな。
おばあちゃんのお里を訪ねた
茨城県美浦村
おばあちゃんのお里は茨城県土浦市美浦村。
東京から1時間半ほどの場所。遠くなかった。
おばあちゃんは3姉妹の末っ子。
何代も続く農家の家だそうだ。
おばあちゃんの1番上のお姉さんの子供(おじちゃん:お父さんのいとこ)と、お嫁さん(おばちゃん)とその娘さんが農園を継いでいる。
毎年、お父さんのところにたくさんのお米、さつまいも、柿、栗、梅干し、梅酒などを軽トラに乗っけて届けにきてくれるのですが、「優しいおじちゃんとおばちゃん。ありがとうございます!!」とは思っていたものの、それ以上関わることはなかった。
・・・・この先農園を継いでくれる後継ぎがいない。という話は聞いていた。
築100年の古民家
おばあちゃんのお里に到着。
お庭は綺麗に剪定されていて、美しかった。おばちゃんがやってるらしい。すごい!!
庭先に金魚やメダカがいて、子どもたちもわたし達もさっそく夢中(笑)
まずは家の中にあがらせてもらった。
土間があった。
古民家・・・(涙)素敵すぎる・・・。
なにここすごい・・。
そしてとても綺麗に整っている。無駄なものがなく美しい。
「おばあちゃんも無駄なものは一切もたない人だったなぁ~。」
おじちゃんとおばちゃんから話を聞くと、ここは大正4年上棟、約築100年の家だそうだ。
それだけでもすごいが、なんと!木原城というお城の跡地だったというのだっ!!
ぬお~!興奮するっ!!!
美浦村志というものがあった。
それによると、木原城跡は、詰曲輪(本丸)、二の曲輪、三の曲輪、大手曲輪からなり、
城の南を守っている連郭式の城であったことがわかった。
お城マメ知識▼
城の基本となる一定の区画のことを曲輪(くるわ)と言うそうです。
参照 お城の基礎講座
ほーーぅ!!!なんか知らないけどすごいっ!!(笑)
仏様に手を合わせた。おばあちゃんが生きていたら喜んでくれたかな。
いや。喜んでるのがわかった。
おばあちゃんは、お里がすごい自慢だったようで、よく会話の途中で「おばあちゃんの田舎はすんごいよ。広ぉいんだぁぁ〜」って言ってたのを思い出した。
家の裏に回ったら、なんかすごいのあった。
ここは鶏小屋だったらしい。
鶏や豚、牛なども飼っていたらしい。
お父さんが妹と一緒に夏休みに来てここで遊んでいたとか。いいなぁ。
おばあちゃんは女学生の頃までここにいたらしい。そして戦争中、疎開して戻って来ていることも分かった。
美浦村のある土浦市の横の阿見町という所で、特攻隊の飛行訓練行われていたことを知った。
阿見町には「予科練平和記念館」というものがある。
”予科練”とは海軍飛行予科練練習生や、その制度を省略した呼び方のこと。
特攻隊として、散っていた少年、青年たちがたくさんいる。
そして特攻に行く前に特攻隊員の方達がたくさんおばあちゃんの家に来てお願いをされたそう。
最後に1度でいいから白飯のおにぎりを食べたい。
白米のおにぎりを握って出してあげたんだとか….
うぅぅ。。。泣いてしまう。
ご先祖様の写真が飾られていた。
ご先祖様が一人でもかけてもわたしは今ここにいなかったんだよな。
感謝。
畑の収穫をやらせてもらう
畑がとにかく広かった。
まずはお芋ほりをさせてもらう。
土がフカフカでびっくりした。氣持ちいい。
今の世の中、土から離れることで病氣になる人が増えていると思う。
トカゲやらカエルやらがいっぱいいてチビ達は大はしゃぎだった。
このお芋は、農薬、化学肥料不使用で育てられているらしい。
おめえんとこに毎年あげてる芋は、プロが作った土壌消毒(?)されたもので形がいいものなんだぁ~ぁ。
おでぶなお芋がかわいい♪それをさっそくおばちゃんが蒸かしにいってくれた。
戻ると、お赤飯のおにぎりと梅干のおにぎり、蒸かし芋がならんでいた。
最高な氣分だ。
感謝。
わたしたちが来るのに、お赤飯たいてくれるなんてさ。ありがてえなぁ。
その後、庭先のミカンや柿を収穫させてもらった。
自然療法の甲田光雄先生がおすすめしているビタミンCたっぷりの柿の葉茶を作ろうと思って、葉っぱもいっぱいもらってきた。
乾燥させてみよう。
そしてこれ!梅の木も美しく並んでいて圧巻!!!すばらしすぎる・・。
マムシの焼酎漬け?(傷にすっごい効くらしい)なんかも作っているようで興味津々。
都会から来たわたしたちがそういった自然に興味があることがおばちゃんは意外だったようだ。
おばちゃんは「なぁんにもねぇとこだよぉ~」なんて謙遜言ってたけど、宝の山だと思った。
五右衛門風呂とか、土間でかまどでご飯炊いたりしたい!!!
って言ったら、なぁ~に言ってんだぁ~!
やぁ~っと自動でお風呂に入れたり、電気釜でご飯炊けるようになったところなのにぃ~
あはっはっは~!
って言われて、農作業で忙しい中さらに薪を切って火を焚いてお風呂をわかしたりごはんを炊いたりは本当に厳しいことだよなぁ・・。と思った。
ただ、火でわかしたお風呂と電気でのお風呂はやっぱり違うものだと言っていた。
同じ温度のお湯でも全く違う別物なんだろうな。
場所を移動してキャベツとブロッコリー畑へ。
トラクターの後ろにのせてもらった(違反)
楽しすぎた。
キャベツとブロッコリーを収穫させてもらった。
畑が余っているようだった。
貸すよぉ~って言ってくれた・・
えっ・・!?どうやったら畑に通えるか頭をフル回転させて考えている。
その後、お城の本丸の跡地も見に行った。
霞ヶ浦や、小さく牛久大仏も見えた。帰りに大仏さんも見て帰ろうっと。
たくさん土に触って、植物と触れ最高に癒やされた1日だったなぁ。
おじちゃん、おばちゃん、娘さん本当にありがとうございました。
感謝。
おばちゃんが肩が痛いというので、ふくちゃんが少し身体に触れさせてもらったらのだけど、毎日一生懸命農作業しているから体は痛いところがいっぱいあるみたい。
今度、簡易ベッドを持参してお庭のとこで青空施術をやりたいと思ってる。
タマニャコのお店で販売してる自然食品も持っていこうっとヽ(=´▽`=)ノ
ご近所の人が卵をもってきてくれていた。
ここらへんだとお裾分けが日常で行われているんだなぁ!いいよね!
感謝の氣持ちでいっぱいで、なぜか自分をもっと好きになった。
そんなこんなで、たくさんのお土産ものを頂き帰路についた。
まだ興奮している。
おばあちゃんが自慢していたお里は本当にすばらしかったし、ありがたかった。
今自分がこうして生きていることは改めて当たり前でないことを感じたし、様々なルーツのおかげで生かさせてもらっていることが感謝でしかなかった。
食べ物に感謝する、感謝すると病氣が治る、感謝すると自分も幸せになれるとかよく言われているけど、こういうのってだれかに言われていきなり日々に感謝できるようになるものでもないですよね。
自分でいろいろと経験して、そして感じ、感謝の念が自然と湧き上がってくる。
この心が体が魂が”感じる”という感覚がすごく大事なぁ~って改めて思った。
”感謝させて頂く”という経験をもっとたくさんしたいと思った!
自分のルーツを知る事でわたしは自分をもっと好きになった。
いつも見守って下さるご先祖様に感謝します。
そして、自分は未来の人達にどんな世界を繋いで行けるのか・・。
自分はなんのために生きているのだろう
自分のことが好きになれない
自分って何。誰・・?
自分って‥って思ってる人がいたら、自分のルーツを探ってみてはどうでしょう。
誰かの何かのヒントになったとしたら嬉しく思います。
それではまた!
牛久大仏でっかかったぁ~!