こんにちは~タマニャコです
前回は、①湿熱によるアトピー性皮膚炎を勉強したけど、
今日は血熱風熱(けつねつふうねつ)か~!
難しそうだけど、大丈夫かな~??
ふっふっふ。大丈夫じゃよ
血熱風熱によるアトピー性皮膚炎
原因
まず、血熱とは血が熱がこもった状態のことを言うんじゃ
えっ!?血にも熱がこもるの??
そうなんじゃ。このタイプは、強いストレスからくる場合と陰虚(いんきょ)といって
水分の足りない状況から身体を適当に冷やすことができずに生じる場合があるんじゃよ
それと、辛い物の食べすぎや、ウイルスなどの外邪によっても起きることもあるんじゃ。
やっぱりストレスはよくないんだね。辛い物の食べすぎもよくないんだ!
大好きな激辛カレーもおあずけだね。
でも一つ、陰虚(いんきょ)ってのがどんな状態かよくわからないなぁ??
陰陽について知ろう
陰虚を知るには、まずは陰陽について勉強じゃー
「陰」と「陽」という対立しながらも互いに影響し合う2つの要素から成り立っているという考え
陰陽は対立するもんじゃが、光があるから影がある、昼があるから夜があるといったようにお互いに依存しあっているんじゃ
人の陰陽
人にも様々な陰陽があるんじゃよ
人にも!?
そうなんじゃ。例えば、お腹と背中のうち背中が「陽」お腹が「陰」じゃ。
四つ足になると、背中に太陽が当たりお腹が影になるからじゃ。
また、体表は「陽」体内は「陰」になるんじゃよ
前回勉強した五臓(肝・脾・腎・心・肺)は「陰」になるんじゃが、
その中でも肝・脾・腎→「陰」 心・肺→「陽」に属しているぞ。
大きく分けた陰と陽の中にさらに小さな陰と陽があるのか~~
ちとややこしいが、全てのものが陰と陽で成り立っているとわかればいいじゃろう
陰陽のバランス
大事なのはバランスなんじゃ。
身体が正常であるためには、陰陽のバランスがとれていることが必要なんじゃよ。
この陰陽のバランスが崩れると様々な病気を引き起こすというわけじゃ
引用 東京カルチャー
陰虚(いんきょ)はDじゃな。陰が不足してる状態じゃ
この陰虚の状態が、血熱の原因のひとつなんじゃ。
主な症状
なるほどな~。
ストレス、陰虚、辛い物の食べすぎ、色々な原因で血に熱がこもってしまって、それがアトピー性皮膚炎の原因の一つになってるというのか~
実際にはどんな症状がでるの??
①慢性湿疹、蕁麻疹、赤みの強いニキビ、または湿潤性の患部
②皮膚が赤い、ミミズばれ、かゆみが強い
③口が渇き、尿が濃い
④不眠、イライラ、目の充血
⑤便秘
ところで、血熱風熱(けつねつふうねつ)の風熱のほう方はどんな症状なの??
前回勉強した、外邪を覚えているかな??
風邪(ふうじゃ)に熱邪(ねつじゃ)が合わさった外邪のことで、人を取り巻く外的要因が
血熱につながるんじゃ。つまり現代で言えばウイルスなどが原因で熱が出て喉が痛いなどの症状がでることじゃ
蕁麻疹や乾癬、ニキビ、喘息なども風熱が原因で出ることもあるんじゃな。
そうなんだ~💦
とにかく、この「熱」がやっかいな感じだね。
どうやって熱をとればいいんだろう
治法
💮清熱涼血(せいねつりょうけつ)
体内にこもった熱を取り除き、血をサラサラにする
💮袪風止痒(きょふうしよう)
風邪とかゆみを取り除く
これらが治法になるんじゃ
実際にどのような薬膳食材を用いたらいいのかさっそく見ていこう。
おすすめの食材と生薬
💮清熱
→ 緑豆、菊花、葛、セロリ、トウガン、ニガウリ、柿、スイカ、ナシ、緑茶など
💮清熱涼血
→ 黒キクラゲ、キンシンサイ、ヘチマ、レンコン、アルファルファ、クチナシ、サフラン、ウコンなど
💮袪風止痒
→ハッカなど
こんな感じじゃな
しかし、実際の身体はとても複雑で、熱がこもるタイプなのに手足が冷たいとか、
冷えているのに熱の症状が出るとかもあるんじゃよ。
だから明確に自分がこのタイプ!と限定する必要はないと思うんじゃ
自分はどんな体質の傾向があるのかをなんとなく大まかに知ること、自分の身体をよく観察して考えることが大事なことだと思うんじゃなぁ。
分かりました先生!
タマニャコは菊花茶を入れてみました!!
実際、ジュクジュクして患部に熱をおびてるときによく飲んでたお茶なんだよ~
夏に悪化して熱をおびてるアトピーにも、スッキリしておすすめだよ
食生活で余分な「熱」を発生させないようにして、運動をして汗をしっかりとかいて
熱を発散させることもとっても大事じゃぞ!
次回は③熱毒によるアトピー性皮膚炎について勉強していくぞい