今日は、高知県大豊町の土佐黒茶というお茶はなんぞや!という話です。
土佐黒茶とは一体どんなお茶なのか・・・。
チェケラッチョ!!
高知県大豊町の伝統茶!
土佐黒茶
『土佐黒茶』は高知県(土佐)の後発酵茶(黒茶)です。
後発酵茶とは、茶葉を加熱した後に発酵させた発酵茶の意で、蒸煮または煮沸で茶葉の滅菌をしてから発酵させたお茶の事です。
とは言ってもわかりにくいと思いますので、製造工程を見ていきましょう~!
製造工程
6月初旬、茶狩りをします!!枝ごと狩ります。
肥料・堆肥・農薬を使わない栽培で育てられた茶畑で刈り取り作業をさせて頂きました。
運びます!
↓
大きな専用樽で蒸します!
その後、葉と枝を分けます。(異物除去)
↓
莚(むしろ)でカビづけ(約7日間)微生物発酵させます!(好気発酵)
今年の茶葉は大きく、柔らかく蒸せたので糸状菌の付着が満足いくものになったそうです!
↓
桶漬けをします。(蒸した際に出た汁を入れる。)(嫌気発酵)
桶に漬けた茶葉を重石をして、3週間以上乳酸菌発酵させます。
1度取り出し、大きい包丁で3~4cmほどに切ります!
再び桶に戻し、1週間以上漬けて発酵を促します。
1度桶から取り出し、空気に触れさせることで菌に適度なストレスを与え強い菌を育成するのだそうです!
↓
色や香り、発酵具合を確認し、1つづつ手作業にて黒茶の成形をします。
5日間ほど晴天の日を狙ってカラカラになるまで天日干しをしていきます。天候を見計らいます。
たっぷりの手間と時間をかけて、太陽に微笑みかけられて完成する土佐黒茶は、高知県大豊町に400年以上伝わる製法で作られている発酵茶です。
土佐黒茶完成~パチパチパチ!
大変手間暇がかかるお茶ですが、本当にコクと旨みが深くて美味しいお茶です。
黒茶は、瀬戸内の漁村で重宝されてきたお茶だそうです!
瀬戸内海には、島が沢山あり漁師さんも大勢いました。その昔、瀬戸内の漁師さん達は黒茶で炊いたご飯をお弁当にして海に出ていました。
黒茶で炊いたご飯は、炎天下で腐りにくいため体力勝負の漁師さん達にとって欠かせない存在だったそうです♬
実際、夏場でも煮出してうっかり冷蔵庫にしまい忘れてしまったり、水筒の中に入れっぱなしにしてしまったときなど(いや~うっかりうっかり!笑)も通常のお茶はすぐに腐ってしまうと思うのですが、土佐黒茶はとても腐りづらいです。
土佐黒茶は、最初は飲みにくいと言っていた母も、土佐黒茶発酵玄米ごはんや飲んでいくうちに腸内環境が変わってきたのか(?)美味しく感じるようになって今ではよく使ってくれています。
※ご自身の体とご相談をなさって適量を楽しむ範囲でご利用ください♪
今回もたくさんの方が土佐黒茶を次世代に繋げたいお茶として、作業に加わってくださいました。
本当にありがとうございます。
土佐黒茶は、青苔茶房さんのネットショップ
もしくはマカロニ家族のネットショップからご利用いただけます。
クリックポストは全国250円で配送できます♬
土佐黒茶発酵玄米ごはんの作り方の記事▼