こんにちは~タマニャコです!!
なかなか更新できず申し訳ありませんでした~!!(待ってないって?w)
「あなたの体は9割が細菌」という本を読みました!
これが少しばかり難解でございまして!読み込むのに時間がかかってしまいました。
でもかなり勉強になったのでシェアしたいと思います!
アトピー・アレルギー・自己免疫疾患・うつ病・肥満・過敏性腸症候群・自閉症など
これらの病気で悩んでる方は絶対に読んだ方がいい本です。
一見違う病気のように見えますが、何か関係はあるのでしょうか?
あなたの体は9割が細菌
9割が細菌ってどういうこと?
あなたの体のうち、ヒトの部分は10%しかない・・・。
えーーー!?どういうこと?ヒトじゃないってどういうこっちゃ!?
細菌と菌類が含まれている。あなたの体はあなたのものである以上に、微生物のものでもあるのだ。
ヒトはヒトになる前、哺乳類になる前から微生物と共に進化してきたんです!
今や世界中の研究機関が私たちの健康と幸せは微生物次第であることを次々と明らかにしている!
ヒトにとって「ふつう」でないことの急増
・春になると花粉症でくしゃみをしながら目を真っ赤にする
・1型糖尿病で一日に数回インスリン注射を自分で打っている
・自閉症の子供が急増
・アトピー性皮膚炎で、悪化させずにすむ洗剤を探しまわっている
・小麦を食べると下痢をする
・ナッツを口にして、エピペン(アナフィラキシー補助治療薬)を探しているうちに
意識を失う
・体重を減らそうと思っても減らない
・・・・・・
アレルギー・自己免疫疾患・消化器トラブル・心の病気・肥満は今や「ふつう」だ。
いや!これは「ふつう」なんかじゃない!!!!!
なぜこのような二十一世紀病が出現したのだろうか!?
この本の言ってることを簡単に言います!
抗生物質や加工食品、食物繊維摂取の減少、抗菌剤入りの製品、母乳育児から粉ミルクを使う様になったことなどから腸内のマイクロバイオータ(微生物の集合体)にダメージを与えて、
私達ヒトに上記のような二十一世紀病が出現するようになった!
ということです。
いやぁ~めちゃくちゃ簡単に言ってしまった!(笑)
科学(二つの相反する姿勢の間でバランスをとる)に基づいて書かれている本で、
かなり真実に迫った本だと思う。
私達は共生している微生物たちに生かされている。
私達人間はいつしかそのことをすっかり忘れてしまったのではないでしょうか。
そのツケがこのような二十一世紀病が増えてきた理由ではないか。
このことを前提にして、タマニャコはアトピー・アレルギーを抱えているので、
本書を読み進めながら独自の考察をした。(考察ってほどでもない!(笑))
細菌の重要性
フランスの臨床実験!
55人の健康なボランティアが参加した。
本人にはどちらかを知らせず、一方には生きた細菌が2種類入った棒状の菓子を
もう一方には細菌が入っていない(プラセボの)棒状の菓子を毎日食べてもらう。
1カ月後にアンケートをとると、生きた細菌を食べた被験者は試験前より幸福感が増し、
不安や怒りを感じることが減っていた!
細菌の効果はプラセボ効果を上回っていた!
※プラセボとは
薬物の効力を検定する場合に、対照薬として、またときには暗示的効果を期待して薬理作用のない物質を用いる。この作用のない物質をプラセボと呼ぶ。
生きた細菌を食べる→トリプトファンの血中濃度が上がる→トリプトファンはセロトニンに直接変換される
セロトニンは幸福感を得るのに欠かせない物質だとよく言われていますよね!
別名、幸せホルモンともいわれています!
トリプトファンは必須アミノ酸の1つであり、体内で合成することができないため、
食べ物から摂取する必要がある栄養素なのですが、ここで注目するのは、
細菌がトリプトファンを作っているわけではないということ。
細菌は、トリプトファンを破壊していた免疫系の過剰反応を抑えるのです!!(ここ重要!)
アトピーやアレルギーは免疫系の機能不全が一つの原因ですよね。
これってアトピーを治療するうえで重要なポイントではないか・・!!?
有用な細菌が腸内にいるということは、免疫系の暴走を防げるというわけか。
ふむふむ。
その細菌の入った棒菓子をタマニャコにもくれっ!!
アトピーが改善するきっかけとなった漢方薬局で最初に言われたことを思い出しました。
当時併発していた掌蹠膿疱症(行く病院によって診断が違っていたので今となっては本当に掌蹠膿疱症だったかはわからないのだが)を治すためには「免疫のバランスを正常に戻すこと」
にアプローチした、漢方薬と食事療法をやっていきましょう!と。
色々とつながってきたぞ・・・まだまだわからないことだらけだけどな。
話を戻すと・・
人間の健康に有利に働く生きた細菌や酵母(プロバイオティクス)は、
免疫系の働きを健全なほうに向かわせる何らかの効果があることがわかった!
このプロバイオティクスに真の価値があるとすれば、それは炎症を鎮めることだろう(ここも重要!)と本書は言っている。
また、この本は、
◎なぜ食物不耐症(小麦やグルテンをうまく消化できない)の人ががこれほど多いのか!?
◎アレルギーを説明する「衛生仮説」の不備!
などアトピーやアレルギーのことを考えるのにとても役立ちます!
ぜひ一度読んでください!
書きたいことが1つの記事ではおさまらないので、また別記事で情報をお伝えしていきますね!!
1つの情報として受け取ってもらって、自身の考えるきっかけになれば嬉しいです!!
本を読んで考えた事
風邪のウイルスがヒトからヒトへと感染するなら、マイクロバイオータもヒトからヒトへとうつるだろう。
マイクロバイオータの組成が家族や出会う人や出かける場所に影響されるのなら、
いい意味でも悪い意味でも互いの微生物を交換する機会が生じる
ならば・・どうして家族の中でタマニャコだけがアトピーになったのだろうか・・?
家族の中で、自分だけがアトピーという人も結構いると思います。
考えてみると、タマニャコ母は過敏性大腸炎を患っています。
30年前に発症しずっと症状はでていなかったのですが、最近になってまた症状が出始めてしまいました。
朝10回以上トイレに行ったり、血便になることもあるらしい。心配。
それに腕に1カ月以上治らない皮膚炎が併発しだした▼
タマニャコ母の怪しい皮膚炎
過敏性腸症候群となかなか治らない皮膚炎は絶対に関係してる!
腸内細菌と免疫が関係しているはず。
もしかしたら、その炎症がどこに出るかというのはヒトの部分の遺伝子が関係しているのかなぁ?(ぼやき)
皮膚科に行ったところで、ステロイド出されるのが関の山なので、そこらへんの皮膚科には
行かないように忠告してあります。
今までの知識、そしてこれからもっともっと勉強して絶対にタマニャコ母を救ってみせます!
そして、タマニャコ父は5年ほど前に大腸がんだと診断されました。
リンパや他の臓器に転移せずに手術でとりさることができました・・
もちろん再発しないように努力していかなければならないですが、
ありがたいことに再発はしてません。
同じ家族内でアトピーになったり、過敏性腸症候群になったり、大腸がんになったりと、
一見それらは関係のないように見えて実は原因は同じなのではないか。
これらは全て腸内細菌のバランスが崩れることにより、腸内に炎症を引き起こし、炎症が慢性症状を引き起こした結果なのではないか・・・?
アレルギーには抗ヒスタミン剤を、糖尿病にはインスリンを、心臓病にはスタチンを、心の病気には抗うつ剤をというような、
総合的に治すことを目指さず個別に長期的に対処する方法では、問題の核心には迫れない。
そのせいでつい最近まで、私たちはその根本原因を見抜くことができなかった。
マイクロバイオータが単なる傍観者ではなく、人体運営の直接的な参加者だと判明した現在、二十一世紀病の根本原因をターゲットにするという新しい希望が見えてきた。
人口の半分の命を奪っている死因の上位三位を知っていますか?
心臓病・癌・脳卒中です。
医学研究者のあいだでは、これらの病気は高齢者の病気というより炎症ではないかという見方が浮上しています。
高齢になって発症するのは、ダメージが長年にわたって蓄積された結果ではないか・・・。
共に生きてる微生物を絶対大事にしますっっ!!
そういえば、タマニャコは母が母乳がほとんど出なかったので粉ミルクで育ちました。
そのことも幼少期の腸内細菌に影響を与えているのだと思います。
(本書ではかなり詳しく説明されています。実際にかなり影響がある。)
現代の粉ミルクは重要な栄養成分がたくさん加えられているが、免疫細胞や抗体、オリゴ糖、
生の細菌までは入っていない・・。
もしかして!!今思ったんですが・・(突然話変わります)
よく、環境が変わるとアトピーが治るという話を聞きますよね!?
本書の理論が正しければ、もしかして水、食べ物、空気、気候などの様々な変化によってマイクロバイオータの組成が変わるからではないですかね!?(圧倒的持論)
話を戻します。
スーパーで「ふつう」に売られている抗菌・除菌製品たち
私達のからだの中の友達のことを本当に大事に思っていたら、抗菌グッズ・除菌グッズはいらない。
菌を殺すことに意味はない。
そしてそのつけは人間に帰ってくることになる。
実際に二十一世紀病としてジワジワと苦しめられることになった。
また、とりあえずで抗生物質を出す医者や患者の無知、社会の風潮。
抗生物質は人間だけに使われるものではない。
WHOは家畜の成長促進や疾病予防のための日常的な抗生物質の投与を中止するよう
農家や食品業界に勧告した。
乱用や過剰摂取により、人や動物に抗生物質が効かなくなる危険性が高まっている。
(耐性菌問題)
参考記事▼
アトピー完治のための食事療法 肉食が危険な理由!! ~食べてもいい肉とだめな肉の選び方~
しかし、抗生物質の使用量の約80%が健康な家畜の成長促進に使われれている国もあるのが
現状。
(ニワトリに抗生物質を与えると成長が50%もUPするんです。そりゃ利益のためだったらなんだってしますわな・・・悲)
腸内環境は大事だという認識は広まってきているにもかかわらず、社会は逆行している。
スーパーには動物由来とも植物由来ともわからないような加工食品が並んでいる。
腸内細菌にとって有用な食物繊維の含有量が極端に低いものばかり。
食品添加物や合成着色料、食品を長くもたせるための保存料・・・
それはもはや食べ物ではない!
参考記事▼
食品添加物って本当に安全だと思ってる?加工食品の危険度を知ろう!
忙しくて毎日の食事のことを考えることができない社会なんて、
間違っていると思う。
今の「ふつう」は決して「ふつうなんかじゃない!」
私達は一人一人が知識をつけて、立ち止まって考える時にきているのではないでしょうか。
社会をすぐに変えることはできないですが、私達には選ぶ自由がある!
自分のマイクロバイオータを整え、育て、世話をすることができる
タマニャコはアトピー・アレルギー完治のための食事療法を行って
アトピー完治一歩手前まできました。
アトピーを発症したことで、体に入れる食事のことについて必死に考えてきました。
あーでもないこーでもないと今も試行錯誤を重ねています。
このことはこの先まだまだ長い人生、必ずいい方向に導いてくれると信じていますし、
一人でも多くの人に「自分の体にいれる食べ物のことを考える大切さ」を伝えたい。
食事療法は最初は微生物のことを考えて行っていたわけではないですが、
結果的にタマニャコの腸内にいる何十兆もの細胞と440万個の遺伝子をもつ微生物たちは喜び、共生微生物の遺伝子群であるマイクロバイオータを再建できたのでは!?
と思っています!!
マイクロバイオータは私たちにもコントロール可能なのですっ!!
そうとは知らず、微生物と数千世代にわたって結んできた共進化と共同生活の約束を一方的に破棄してしまった
医療・家畜・養殖魚などの抗生物質乱用、農薬、化学肥料、遺伝子組み換え食品、
食品添加物、食物繊維摂取の低下、化学物質・・・
最終的に自分自身と子供が何を食べるか決めているのは私たちであり、そこには自由と同時に責任がついてまわる。
タマニャコはこれからも共生している微生物たちに敬意を払って、自分がいいと思ったものを
自分で選んでいく!
そんなことを、この本を読んで感じました。
ぜひ自分の体の中で共生している微生物たちに思いをはせてみませんか?
それではまた!
~余談~
キスはお互いのマイクロバイオータを試食することでもあるそうですよ!(笑)
キスは相手の遺伝子や免疫型の味見のようなもので、私たちはその行為をとおして
感情的に生物学的に信頼できる相手かどうか判断している!かもしれない
信じるか信じないかはあなた次第ですっ!!にゃは!